CTWCのロゴ | |
競技 | テトリス (北米NES版、任天堂) |
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大会形式 | トーナメント(シングル・エリミネーション) |
開始年 | 2010 |
主催 | Vince Clemente |
会場 |
オレゴン・コンベンション・センター(2012-19, 22-23) パサデナ・コンベンション・センター(2024) |
開催国 | アメリカ合衆国 |
前回優勝 | Alex Thach(1回目) |
最多優勝 | Jonas Neubauer(7回) |
公式サイト | |
thectwc |
Classic Tetris World Championship(クラシック・テトリス・ワールド・チャンピオンシップ、略称CTWC)は、アメリカ合衆国で開催されている「テトリス」を用いたeスポーツの世界大会である。
北米版のNintendo Entertainment System用ソフトとして1989年に任天堂より発売された「テトリス」(en:Tetris (NES video game))にいわゆる世界チャンピオンという概念が存在しないことを疑問に感じたプレイヤー達が、一番上手いプレイヤーは誰なのかを決めるために創立した[1][2]有志大会であり、自主制作のドキュメンタリー映画「エクスタシー・オブ・オーダー(英語: Ecstasy of Order: The Tetris Masters)」の撮影を兼ねて2010年8月10日に開催された一部招待制のトーナメントが第1回CTWCに当たる[3]。
運営者はエクスタシー・オブ・オーダーの監督であるAdam CorneliusとディレクターのVince Clemente、そして、決勝種目の一つに「テトリス」が採用された1990年のビデオゲーム大会であるニンテンドー・ワールド・チャンピオンシップ(英語: Nintendo World Championships#1990)の出場経験者Trey Harrison(大会のテクニカルディレクターも務める)の3名であった[4]。また、第1回大会の開催に当たっては、ニンテンドー・ワールド・チャンピオンシップのファイナリストの一人であったRobin Miharaも創始者の一人として挙げられている[5]。なお、2023年をもってAdamとTreyは運営を退任[6]し、2024年以降はVince Clementeが単独のトーナメント・ディレクターとなる。
第1回大会が成功を収めた後、CTWCは年1回開催されるようになり、最初の2年間はカリフォルニア州ロサンゼルスで[7]開催されたが、その後は主にレトロゲーム中心のゲームショウがホストするサイドイベントの一つとして開催されるようになった。
2012年から2023年まではオレゴン州ポートランドのオレゴン・コンベンション・センター(英語: Oregon Convention Center)で秋期に開催される「ポートランド・レトロ・ゲーミング・エキスポ」(Portland Retro Gaming Expo, PRGE)が同大会をホストした(後述の2020-2021年のオンライン開催を除く)。2024年からは、開催時期と場所を移し、カリフォルニア州パサデナのパサデナ・コンベンション・センター(英語: Pasadena Convention Center)で開かれる「ソーカル・ゲーミング・エキスポ」(SoCal Gaming Expo)での開催となり[8]、CTWCは13年ぶりにカリフォルニア州に戻ることになった。
大会の様子はTwitchでのライブ配信も行われるようになり、オンラインでプレイ中のゲーム映像をHDレンダリングし、お互いの点差をはじめとした各種統計情報をリアルタイムで表示したり、ゲーム映像の隣にはプレイヤーの表情や手元をとらえたカメラを写したりして、視聴者にもどちらのプレイヤーが優勢なのか、あるいは対戦者の操作方法のスタイル、試合の緊張感が伝わりやすくなるよう工夫されている。